炭酸水を飲む習慣をつけるのがおすすめの理由
飲み物を割るのに使われることが多い炭酸水ですが、実は炭酸水だけを飲むことで高い健康効果があることがわかっています。
そうした情報が世の中に出回るようになった結果、割りものとしてだけでなく単体として飲んで美味しい炭酸水も多く販売されるようになりました。
人気商品としては2013年から発売された「南アルプスの天然水スパークリング」といったものがありますが、その他にも無糖タイプの炭酸水が多くの人に好まれています。
もともと炭酸水は海外で多く飲用されてきたもので、日本においても海外製の炭酸ミネラルウォーターを多く見かけることができます。
海外セレブが炭酸水を使ったダイエットに成功したという話や、海外のサッカーリーグが炭酸水をオフィシャルウォーターとするなど、その効果は世界的にはかなり広く知られています。
ここで注意をしてもらいたいのが、一見同じ無糖の炭酸水に見えるものであっても、その製法によって内容成分が大きく異なるということです。
本来「炭酸水」というのは、水の中に二酸化炭素が溶け込んだもののことです。
日本では珍しいですが、海外では天然の炭酸水がとれる場所があるなど自然に出来るものもあります。
天然炭酸水以外にも、ミネラルウォーターに人工的に二酸化炭素を溶かし込むという方法により製造している例があります。
ただし水に炭酸を加えて圧力をかけるとき、水に不純物があると炭酸が溶け込みにくくなってしまうので、人工の炭酸水では純水が使用される傾向です。
一方で炭酸水を溶かすのではなく、クエン酸と重曹を混ぜて科学的に炭酸を発生させるという方法も多いです。
この場合、炭酸水にはクエン酸ナトリウムが含有されることになります。
ナトリウムは塩分と同じ成分ですので、大量に飲んでいるとかえって健康に害が出てしまうこともあるでしょう。
炭酸水を購入する場合には成分表示をしっかりと確認して、ナトリウムが多く含まれていないかということを見る必要があります。
なお後者の方法で製造された炭酸水は「ソーダ水」という名称で分類をされているので、成分表示を見ればすぐに分かるでしょう。
炭酸水を飲むことで疲労を回復
炭酸水の主な効果としては、疲労回復効果や整腸効果、さらに血行増進効果や美肌効果などです。
中でも注目なのが疲労回復効果で、これはアスリートが積極的に炭酸水を飲んでいることからもよく分かります。
炭酸水には重炭酸イオンが多く含有されていることから、筋肉にたまる疲労物質である乳酸を中和して素早く尿として体外に排出することができます。
炭酸水により血中に酸素が増えることで血流が増進されるので、新陳代謝もアップし燃焼効率のよい体になれるのです。