医師免許資格がなければ使用できないレーザー脱毛
エステサロンを利用している人のほとんどが選ぶサービスが「脱毛」です。
女性にとってムダ毛の処理は日々のストレスにもなる問題なのですが、それをプロの手にやってもらうことにより、自宅で行うよりもキレイに、肌に負担をかけずに行うことができます。
そこでエステサロンの脱毛広告を見てみると「光脱毛」や「レーザー脱毛」といった、幾つかの方法が記載されていることに気が付くでしょう。
素人目には「光脱毛」も「レーザー脱毛」もどこが違うかわかりませんので、何となくイメージや価格で選んでしまいがちです。
ですが「光脱毛」と「レーザー脱毛」はその仕組みも行われる場所も全く異なる別物なので、これからお試しをするという場合には気をつけて選ぶようにしてください。
まずこの二つで最も異なるのが、「レーザー脱毛」は医療資格がある人しか取扱をしてはいけないという点です。
2015年5月には、愛知県岡崎市で営業していた診療所が、医師資格を持たないにも関わらず顧客の男女3人にレーザー脱毛を行ったとして逮捕された事例が起きています。
レーザー脱毛というのは簡単に言うと、専用の機器を使用してレーザー光線を施術を受ける人の根毛部分に照射し、内部組織である毛根にある毛乳頭や皮脂腺開口部などを破壊するという仕組みです。
このレーザー照射行為は医師法に定める医療行為に該当することから、無資格の人間が行うのは違法行為となってしまいます。
そのため「レーザー脱毛」として分類される施術を受けるためには、医師免許を持つ人もしくは医師の指示を受けた看護師が行う必要があるのです。
看護師が施術を行う現場に必ずしも医師が立ち会う必要はないのですが、医師免許者が全くいないエステサロンで行う場合は違法となります。
痛みが少なく無資格でも使用できる光脱毛
一方の光脱毛は、医療行為の有無に関わらず誰でも使用できる脱毛方法です。
詳しく説明をすると「フラッシュ脱毛」とも言われており、これは可視光線をメラニン色素に照射することにより、時間が経過することで自然に抜け落ちるようになります。
そのため光を当ててすぐに効果が出るものというよりも、数日後にごっそりと抜けてくれるというものです。
人の毛は一気に生えるものではなく、周期的に徐々に生えたり自然に抜け落ちたりといったことを繰り返すので、数日おきに光脱毛をすることでキレイな肌が出来上がります。
資格がいらない分、光脱毛はレーザー脱毛よりも安価に施術を受けることが可能です。
また、レーザー脱毛は体質により火傷をしたように肌が真っ赤に腫れてしまうことがありますが、光脱毛はそうしたことはありません。