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野菜の選び方【料理の基礎】

全体的に色が鮮やかでツヤのあるものを選ぶ

料理をおいしく作るためには、調理技術を磨くことに加えて、良い材料を使うということが欠かせません。
もちろん、もともと価格の高い材料を使っておいしくすることもできますが、お得なものでも上手に選んで買えば、よりおいしく料理ができます。
そのため、同じ野菜でもより良いものを選ぶ目を持てるようにするというのはとても大事なことなのです。

野菜の選び方の基本の初めは、全体的な色を見るということです。
発色がよく鮮やかなものは、より新鮮で熟しているものですので、味が濃く食感も良いという特徴があります。
一方で茶色に変色していたり、色が薄くなってしまっていものなどは、食感が落ちますし味も薄くなってしまいます。

また、ツヤがあるかどうかというのも大事なポイントです。
ツヤのある野菜は水気があって柔らかいので、食べた時の食感や瑞々しさが違います。
しっかりと成長した状態で出荷されているということも言えますので、栄養がしっかりと詰まっているというのも一つのメリットです。

切り口を見ることで鮮度を確認できる

ほとんどの野菜は日が経つにつれて味が落ちますし、栄養も少なくなってしまいます。
そのため、鮮度の良い野菜を選ぶというのはおいしくて健康的な料理を作るには欠かせません。

野菜の鮮度を見分けるしるしはいろいろありますが、一つの簡単な方法は切り口を見るというものです。
まず、切り口が乾燥して白くなっている、見るからにパサパサになっているものはカットしてから時間が経っているということを示していますので鮮度が落ちています。
また、切り口が茶色や赤色に変色しているのも、やはり鮮度が落ちている証拠です。

逆に切り口が瑞々しい感じがして、野菜そのものの色を保っているものについては、カットしてから時間がそれほど経っていないということを示しています。
表面の見た目と合わせて切り口をチェックしてみるようにしましょう。

栄養を考えて野菜を選んでいく

健康的な食生活を送るためには、たっぷりの野菜を食べることが重要だとされています。
とはいえ、野菜と一口に言っても、それぞれの野菜で含んでいる栄養は異なりますので、ある程度どの野菜にどんな栄養素が多いのかを知って、栄養のバランスを考えて選ぶようにしましょう。

緑黄色野菜と呼ばれる、色の濃い野菜はビタミンAが豊富に含まれていますし、逆にちょっと色が薄めの野菜はビタミンCが多く含まれている傾向があります。
また、根菜には食物繊維が多く含まれていますので、腸内環境を整えるのに役立ちます。
こうしたある程度の傾向を覚えておき、その上で野菜の組み合わせを考えて選ぶようにしましょう。